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じゃあ まあいっか

ジャマイカと算数と俺とエビ。。。

足し算プロジェクトでやったことをまとめました。計算力がぐんぐん上がる重要ポイントとは?

こんにちは。ジャマイカで青年海外協力隊として算数を教えているフルタ(@Furuta_Jamaica)です。

 

 

3月いっぱいまで足し算の根本的な指導法をカイゼンするために色々と工夫してきました。色々難しいところもあって勉強になったので、今までの記事をまとめてみようと思います。

 

目次

 

数の分解

まず最初にやったのは数の分解。ブロックを配って、それをちぎりながらいくつといくつを学びました。

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実際にやってみると、教具を配った時のクラスの規律作りがとても難しかった。床にコロコロっと転がってしまったり、人のブロックを隠してしまったり、銃や家を作り始めてしまったり。

もちろん僕や先生たちの統率力の問題もあるんだけど、日本のように約束事やルールを決めればほとんどの子がやれる、というような状況ではありませんでした。

ちょっと思ったのは、実物を使うのが難しいのであればタブレットなどを使ってアプリ上で具体物操作を練習できたりすれば面白いなぁと。アプリ開発の方もガンバロー

内容としては、正直なかなか習熟度が上がらず・・・。「8は2と?」と聞くと平気で「1!」と答えちゃう子が少なくなかったので、相当時間を費やしました。

数字だけで数の分解をできるようになった子は全体の約2割くらいしかいなかったと思います。当時は焦ってたけど、今思い返せばここでは「1つの数を他の数と関連付けて考える」ことができていればOKだったかも。

量としての数を理解するために、この内容がとても重要なんだということがジャマイカの子どもたちを見ていて痛感させられました。

 

繰り上がりのない足し算

その後、繰り上がりのない足し算に入りました。ここでも予想していたよりもかなりの時間を取られてしまいました。

日本では計算で指を使うことは良くないこと、というような考えがあると思いますが、ジャマイカでは教具が不足していることや先生たちの作る意欲がないこと、また指を使うこと自体が「文化」になっていることなどから指で問題を解くのもOKにしました。

そして子どもたちが指を使って問題を解いているのを観察するうちに、指で計算するときの「型」のようなものが見えてきました。

それがこの記事

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この型を分析していくと、あるタイプの計算で多くの子どもたちが毎回間違えていることが分かってきて、それは上の図で言うと赤のエリアでした。

そうなっている計算は数字が大きいことももちろんそうですが、増加の足し算の意味についての理解が不十分だったんじゃないかと思います。

 それがその時の記事。

これに気付いて計算パターンごとに問題を分類分けして出題するようにしてから、生徒の計算の正答率がぐんぐん伸び始めました。

 

10+いくつの計算

ここから10より大きい数の足し算になってきますが、最初に10+いくつの勉強をしました。

そこでまずぶつかったのは言語の違い。数字の読み方が日本語と英語でもちろん全然違うわけですが、日本語が位取りの構造を理解するのにとても適していること、それに比べて英語があまり適していないことに気付きました。

本当にフランス語圏じゃなくてよかった。。笑

 

繰り上がりのある足し算

最終目標であった繰り上がりのある足し算はかなり手ごたえを持って、しかも楽しく学習できていたように思います。

計算のやり方を暗記させて計算力をあげる、というよりは「計算の手順の意味を子どもたちが説明できる」ということを目標にして、具体物操作メインで指導しました。

その結果として点数も一緒に上がって来たので、かなり嬉しかった。この分野に入ってからは先生の成長も大きく感じられるようになってきたので、なおさら。

 

ジャマイカに合った指導方法を

今回のプロジェクトは3か月間でしたが、その中だけでも本当に反省が多く残りました。

ただ、気付けたことも多くて、特に「ジャマイカではジャマイカに合った指導方法で教えなくてはいけない」ということ。当たり前のようだけど。

 

日本とはそもそもの子どもたちの知識や能力も違うし、学習環境や規律も違う。雰囲気や先生のモチベーションも。

日本のやり方をそのまま持ってきても絶対に通用しない。

「日本の研究し尽くされた教材観×ジャマイカにあったやり方」のハイブリット型を考えなきゃいけないなぁと思いました。

 

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