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じゃあ まあいっか

ジャマイカと算数と俺とエビ。。。

【授業3】泣いてもいいですか?理解したと思っていた生徒は、実は”超能力を使ってた”だけでした。

こんにちは。ジャマイカで青年海外協力隊として算数を教えているフルタ(@Furuta_Jamaica)です。

 

引き続き行ってきた数の分解の授業。

前回の授業はこちらです。

継続して数を分解する授業を行ってきたんですが、僕の不手際により生徒が学習に集中できない状況を生み出してしまっていました。

今日は、バカみたいな悲しいミスと、そこから先生と工夫してカイゼンしようとしてる話。

 

目次

 

数の分解フラッシュカード

前回の授業で登場した、数の分解フラッシュカード。

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具体物操作→図を用いての指導から、数字だけの指導に入ったこどもたち。

初日には3割くらいの子しか答えられなかったこのカードも、3日目に入ってみんなスラスラ答えられるようになった。継続は力なりだなぁ、としんみりしていたころ、一人の女の子がこそっと耳打ちしてきた。

 

生徒は超能力集団だった。

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「フルタ。紙が透けてるよ。」

「えっ?」

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いやガン透けかよ。他の先生は後ろに紙が来る感じでやっていたので透けてなかったんですが、この先生は束ではなく一枚一枚取って見せている感じだったので、ガッツリ答え見えてた。

俺も目が良くないのでそれに気づかず、2日その状態で続けてしまった。バカですね~

 

男の子に「裏見えてたのか!」といったら、「超能力者だからね」的なこと言ってて一本取られた。

 

隠した瞬間一気にできなくなった

悲しいことに、見える部分を隠してもう一度やったところ、答えられる生徒の数は最初の3割くらいに戻った。笑

結局、3割くらいの子だけが数の分解をやっていて、残りの生徒は透視の練習をひたすらやっていたわけです。なんというシュールで無駄な時間。

 

その後も授業を継続しましたが、数字だけでできない子は何回練習してもできないということが分かった。

 

なぜ定着しないのかと対策

数字だけで練習してもできない子、というのはどういう理解の状態なんだろうと考えました。

聞いていると、「7は2と?」と聞いたときに「1!」とか答えてくる。そりゃあできないな。

まず数の分解に入る前に、7がどれくらいの多さなのかが全然わかってないんだ。

試しに4と6、どっちが多い?と個別に聞いてみたら、4!と答えてしまう生徒もちらほらいたし。

この子たちに数字だけのカードをあげて何百回練習させてもできるようにならないな。理解の段階を踏んだサポートが必要そうです。

 

PICTORIAL(図)での橋渡しが足りてない

数字だけでなく、具体的な多さを見ながら数の分解を練習する必要があるということが分かってきました。

どうやったらできるかを先生たちと話して、授業での見せ方と新しいフラッシュカードを作るという方法で攻めてみよう!ということになりました。

板書での工夫

前回の授業でも出たテープで貼るタイル。

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今までは分けて終わりでしたが、これをもっと抽象の数と関連付けて見せようということに。

 

板書が苦手なジャマイカの先生たちですが、図と数字を同時に見られるような工夫をしてくれました。

やたらデカくなったり

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やたら小さかったりするけど

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なんとかつなげて教えよう!という思いで授業をやってくれる先生たちに本当に感謝。

 

新フラッシュカードを作成

フラッシュカードの面でも何か多さを見れる工夫をしようということで、新フラッシュカードを作成。

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こんな感じで、いくつといくつ?が見れるようなものを作ってみました。

数字バージョンで分からなかった子が、PICTORIAL(図)のステージに一旦戻ってじっくり考えられるように、

まず数字のものを使って

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分からなければ、すぐイメージに戻って確認する。

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しばらくはこれを繰り返し繰り返しやってみようと思います。

 

振り返り

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今回の授業で一つ大切なことに気付きました。

今まで僕は、具体から図へ。図から抽象へ。のこの階段をどう上りやすくしてあげようかということを考えていました。

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実際に授業でもその手順に乗っ取って行ってきました。

 

ただ、数の感覚が全然育っていない子が少なくないジャマイカの一年生には、どれだけなだらかな階段を用意しても一度では登れない子どもたちがいる。

僕たちが考えなきゃいけないのは、一方通行ではない階段を用意してあげることなんだな、と思いました。

 

抽象で分からなかったとき、図に戻る。図で感覚がしみ込んできたら抽象に戻る。

この繰り返しの回数を増やすことが大切かもしれない。

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そういう意味では、CPAステップというよりCPAサイクルと言った方がよさそう。

 

CPACの方がPPAPっぽいので今度からはそう呼ぼうっと。

 

まとめ

今回の授業では、数感覚が育っていない子どもには多さを見ながらの教材(図)抽象的な教材(数字だけ)を交互に繰り返し繰り返し与えていくことが大切そうだ、ということに気付きました。

 

具体的にどうやっていこうかな~。

 

追記;この内容をフラッシュカードで練習!


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