読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

じゃあ まあいっか

ジャマイカと算数と俺とエビ。。。

"ギブミーマネー"に正攻法で挑んだら、生徒に「消えろ」と言われた話

ジャマイカ 青年海外協力隊

こんにちは。ジャマイカで青年海外協力隊として算数を教えているフルタ(@Furuta_Jamaica)です。

 

ちょっと落ち込んでいます。しかもお金関係で。

なんかすごく寂しい気持ちになったので、ここで吐露させてもらいたいと思います。

 

ギブミーマネーが酷い

最近学校で特に「お金をくれ」と言われることが多くなりました。

どうやら2月にあるスポーツ大会で色々なものが必要になるらしく、それでお金を集めているそう。

まぁ、中には自分のお金にしようとしてる子もいるけどね。

 

全員にはもちろん払えないわけで全てのグループに対して断っていたのですが、陸上の女子チームの子達がすごく礼儀正しくお願いしてきました。

何かに一生懸命だけどお金の面でやりたいことが実現できないということであれば、少しでもサポートできたらなと思い

お金が必要なことが納得できる書類を書いたら寄付する

という約束をしました。

 

提出してきた

面倒なことはやらないだろうと思っていましたが、ちゃんと提出してきました!えらい!

それがこちら。

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170127104607p:plain

すごいなー!欲しいものや理由などが書いてあります。

本文はこんな感じ。

"ポートアントニオ小学校へようこそ。

私たちは以下のものを買うためにお金を必要としています。

 ・水

 ・igloo(?)

 ・オレンジ

    …

 ・金メダル

 ・その他諸々

私たちを支援してくれてありがとう!

お金の総額は、$99,440(約10万円)です。"

 

えっ?笑

 

思わぬ総額10万

まず分かったのは、食べものと飲み物が欲しいみたい。まあお祭りごとの時はそういうの欲しいよね。

ただ、欲しいものリストに金メダルを入れてきているのはジョークなのか、お金で審判を買収にかかっているのかは不明。

 

そしてさらっと、とんでもない額を要求してきていることも笑えた。笑

10万て。笑

 

でも一生懸命書こうとしているのは健気でいいなぁ!

 

再提出の課題

ただ、これでお金あげちゃうと他の子も真似してたくさん来ちゃいそうだな、と思い再提出の課題を出しました。

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170127114710j:plain

フェスティバルの詳細、メンバーと欲しいもののリストを付け加えた新しい書類を提出するように言いました。

「はぁ?ダルっ」って顔してた。笑

 

再提出してきた

次の日、みんなで提出してきました。

書き直しなんてジャマイカの子は絶対やらないだろうと思っていましたが、すごい!

結構嬉しかった。

 

改善された内容

こんな感じ!デザインも変わっている!

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170127115956j:plain

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170127115626j:plain

すごく手が込んでる。端っこを切ったり絵を書いたり、予想していないことまでやってくれてます。

肝心の訂正ポイントも、選手一覧だけでなく顧問の先生の一覧まであるぞ。

大会の詳細は無いけど、日にちは書くのを忘れてない。

 

求められたことをきちんとこなし、それ以上の付加価値をつけて提出する。

素晴らしすぎるぞ君たち!

言われたことすらできないジャマイカの大人は多いですが、この子たちは将来有望ですね。

 

 そして、なによりスポーツフェスティバルで本当に支援が必要なこと、が伝わってきました。こういう支援ありきで運営してる学校側もどうなのかなとも思うけど。

 

300円渡したらすごくガッカリされた

まあここまでやってくれましたから、寄付してもいいだろうと思い、財布から300JD(約300円)を取り出し、紙で作った封筒に入れ渡しました。

 

そして、その金額を見たときの子どもたちの顔。

 

「えっ?」

期待で笑みが溢れだしていた顔が、一瞬で真顔に変わった。笑

なんなら小学生は150円程度かと迷ってたくらいだったよおじさんは。

あんまり多額にすると周りの生徒もこんなにもらえるんだ!と勘違いしちゃうし、基本一人当たり20円とかの寄付を募っていたので、これくらいが妥当かな~と思っていたのだけど。

 

後で奥さんにそのことを話したら、「えーかわいそう。私だったら千円あげる」と言われて地味にへこみました。ごめんよ~子どもたち。

 

それでも、ちゃんと「ありがとう」を言ったこの子たちは偉かった。

 

二番煎じが大量発生

フルタに書類を書けば金をくれるという情報が学校中を駆け回り、色んな生徒が書類を提出してきました。

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170128140411j:plain

紙の切れ端みたいのに書いてくるやつ、100円くださいとしか書いてないやつ。

こういう時に群がってくる子は、信用できないなぁ。

ちゃんとした目的があってちゃんと書類を書いてくれば募金するよ、と言ってるんだけどな。見本も見せて。

 

周りに迷惑をかけ始める

その中でも、六年生の一人の男の子があり得ないくらい失礼だった。

人のノートを勝手に破って書き始めたり、お金を受け取った陸上部の子の名前を自分だと嘘をついて騙そうとしたり。

しまいには、小学校一年生の小さな女の子に対してお金を要求し始めた。うーん、ちょっと注意で済ませる範囲は超えてるかな、と思った。

ちなみにその女の子はピザを一口あげてて和みました。

 

さすがに怒った

人のノートをちぎった紙を俺の顔の前でひらひらさせたとき、さすがに我慢できずに結構強めで怒った。

失礼すぎる。他の生徒が、書き直しまでしてお願いをしてきているのに、なんで君は何もせずに人のものを勝手に使って、嘘をついて、それでお金がもらえると思っているのか?

君にはもう絶対あげないよ。

と言ったら、ムスっとして教室に帰っていきました。

 

意味不明な逆ギレ

そんなことがあったことも忘れて帰ろうとしていた時、ばったりあの男の子に会いました。

そしたらその男の子、手でシッシッ!!とやりながら

「Gu weh! (消えろ!)」

と逆ギレされた。

なんでよ。何でその態度でお金がもらえると思ったのよ。何で貰えなかった理由を他人に押し付けようとするのよ。

ちょっと理解できなくて、モヤモヤしながら帰りました。

 

ジャマイカ人との関係

この金くれ問題。子どもだけでなく大人でもとても多い。というか大人の方が多い。

お金くれない?と言っているときは、すごく同情を買うような困り顔をしてくるのに、払わないと言った瞬間「チッ」みたいな感じになる。

 

この感じが僕は正直すごく嫌い。

うーん、嫌い。

こういう人たちのせいで他の良いジャマイカ人の人に対しても心を閉ざしてしまう時がある。そういう自分も嫌い。

 

学校のパーティーで思ったこと

そのまた次の日また学校に行くと、学校ではレゲエパーティーが行われていました。

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170129000022j:plain

爆音に合わせて腰振りまくってる小学生!笑

こりゃジャマイカの文化だな~。

 

外に溢れる入れない子たち

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170129000919j:plain

外には入場料30円を払えなくて外から眺めている子たち。

中の子たちがテンションMAXで楽しんでいるだけに、余計にかわいそうだった。

お金の無い子は参加することさえできない。

この格差を隠さない感じはすごくジャマイカっぽいな。

 

パーティーを楽しんでいる友達を見て、うらやましくて、何とかお金を集めようと書類を書いて持ってくる男の子たち。

f:id:furuta-yutaro-jocv:20170129001921j:plain

”ディスコルームに入るための100円をください。”

まぁ30円で入れるはずなんだけど。笑

 

なんか、断るのが辛かった。

昨日の男の子も、何かそういう理由があったのかな。本当にお金が欲しくて仕方なくて、その気持ちが抑えきれなくてああいった行動をしちゃったのかな。

その気持ちを汲み取ったうえで、昨日の彼と接していたら俺はどう感じてたかな?

 

すこし、自分の接し方を見直さなきゃな、と感じました。

 

彼の気持ちは理解できない

いくら分かろうとしても、昨日の彼の本当の気持ちを本当に理解することなんて、お金のある日本人には理解できないことなんだろうな。

パーティーで楽しむ友達を外から眺めている気持ちはどんなものなんだろう。

 

俺の今回の一連の行動はやるべきじゃなかったんだろうか?

書類を書いたら寄付するなんて、中途半端で無責任な約束だったのかもしれないな。

 

全員に払うなんて無理だし、どうせなら絶対払わないで統一した方がよかったのかな。

ただ、一生懸命な子はサポートしてあげたい思いはある。

 うーん。答えはでない。

 

 

皆さんはどう思いますか?

 にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ

 

こっちも読んでね。

 

Twitter(@Furuta_Jamaica)ではジャマイカの日常をツイートしてます。