じゃあ まあいっか

ジャマイカと算数と俺とエビ。。。

100万回練習しても足し算ができるようにならない理由

こんにちは、ジャマイカで算数を教えているフルタ(@Furuta_Jamaica)です。

活動をすればするほど、日本の教育がどれだけ素晴らしいかということを実感する毎日です。

今日はジャマイカのなかなか興味深い足し算事情と、その要因を分析してみたいと思います。

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目次

 

ジャマイカの子は足し算が苦手?

いやぁ最初見た時にはなかなか衝撃を受けましたね。4,5年生でも一桁どうしの足し算がスッと出てこない。答えが10以上の足し算なんかなおさら。指を使って丁寧に丁寧に考えて、間違える。そういう生徒が少なくないことに、驚きました。

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画像は低学年の子のものですが。

 

ジャマイカの子はどう計算しているの?

とはいっても、指で数えるってどういうこと!?と思われる方もいると思いますので、実際に写真で見ていこうと思います。ちなみに、これはどーの学校行ってもみんなやってるジャマイカの伝統的技法です。笑

例えば9+8。

まず、「ナイン」と言いながら胸に手を当てます。これ本当に。

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誰が考えたんだろうこれ。そして、指を8回広げていきます。

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最後の数が17だったから、答えは17。なるほどなあ。

そして印象的なのは、これ。

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残りの指をクチビルにあてて数えるやつ。最後が17なので、7本指が立っているとします。この7本の指に自分のクチビルを当てながら、7回数えるんですね。

これを、3,4年生でもやっている現状です。

 

ここから見えてくるもの

ジャマイカの子どもは本指が立っているのを見て、7!とすぐに言える生徒は多くありません。こうやって口に当てながら数えないと7を認識できない。数を順序として捉えているだけで、量としての数を理解できてないわけです。

日本の子どもたちはタイルを繰り返し操作して、数のイメージを、数の意味を頭に焼き付けている。それがないと、こういうことが起こるんだ、と。本当に勉強になるなあ。。。

 

加えて、CalculationTimeを何年もやってきている学校ですらそういう状況がある。毎日毎日計算練習をしましょうというプロジェクトで、ドリルや百マス計算をやりまくってもこの状況。やっぱり、確実に言えるのは、次のようなことだとつくづく感じました。

 

 

理解してないのにひたすらやっても伸びない

当たり前すぎるけど。これは任地に来てからずっと思っていたことなんですが、CalculationTImeはシニアの他のボランティアが活動されている場所以外では、正直に言ってただの詰め込み教育になっている学校がある。ドリルを配って、はいやってくださいというような。

でも例えば、野球でヒットを打ちたかったら、まず打ち方のフォームを正さないといけない。めちゃんこなフォームで百回千回素振りしても、少しは上達していくだろうけど限界があるし効率はすごく悪い。

CalculationTimeも同じで、結局先生の教え方は指で数えましょう、なわけです。指を使って何十回何百回ドリルをやっても、指の数え方が早くなるだけで本質的には理解していない。要するに"教え方"へのサポートが足りていないのは本当に明らか。まあ、だから俺が派遣されたんだけど。

 

 

日本のやり方

じゃあ日本ではどう教えるかというと、例えば9+4なら

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こうですね。この教え方については、一年目の大きなトピックの一つにしていこうと思っているので、また別の機会にまとめよっと。

追記;まとめました

furuta-yutaro-jocv.hatenablog.com

 

ただ、このやり方も日本語ではすごくやりやすいんだけど、英語だと少し面倒なところもある。本当にジャマイカの人たちが実践していけるのか、合っているのかという視点も持ち続けてないとなぁと思いました。

 

まとめ

ここまでジャマイカの多くの学校にわあっと広まってきたCalculationTimeですが、正直教員の指導法へのサポートが浸透しておらず、計算練習自体にも大きな効果がみられていない。まあ、ここまでの流れは間違っていないんだろうし、ていうかそのために自分が派遣されたわけだし、黙って活動頑張れということのようです。

 頑張ります!

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